絵は描きたいけど、「これ描こう!」っていうものが具体的にありません。なら、描かなきゃいいようなものですが、でも何かしら描きたい。
お題のようなものがないと、花ばかり描いてしまうので、季節のものを描いてみようと思い立ち、残暑見舞いを検索。
金魚をモチーフにしたデザインが、たくさんありました。で。金魚を描いてみることに。
金魚の下描き
自分の想像力だけで描こうとすると、フナ金しか描けそうになく、しかも、金魚だか何だかわからない仕上がりになりそうだったので、まず画像検索をしまして。気に入った金魚の写真を模写しました(今は「目トレース」っていう言葉があるらしいですね)。

まあまあの再現性?
イラレで描いてみた
スキャンしたものを、コツコツとペンツールでトレースして、色付けをしました。

とにかく、写真をお手本に、べた塗りで色づけ。加工をしたいので、線と塗りのレイヤーは分けました。
線種を絵筆に変えてみた

べた塗りしたものの線種を「絵筆」(1pt)に替えると、にじんだ感じになりました。輪郭がにじんだ感じになったので、塗りも「ぼかし」をかけてにじませました。
「スタイライズ」のリストを見ていると「光彩」というのがあったので、お試し。「内側」というのを選ぶと何となく光沢が出て、なんとなく金魚らしくなったような。
「光彩拡散」って何?

スタイライズとは別に、「ぼかし(ガウス)」をはじめとして、効果がたくさんある(効果ギャラリー)ので、一つ一つ試していきました。
まず背景で試していくと、「光彩拡散」でなんとなく水らしい感じが出たような。
金魚自体の塗りにも試しましたが、白の部分には効果が出たようになく。ただ、赤や朱色、黒で色をつけたところは、全体に薄くなり、やや濃淡も出て、面白い感じになったので、保存。
線幅プロファイルを試す

塗りは、「ぼかし」と「光彩(内側)」の効果のまま、金魚の位置をずらして、泡と波っぽいものを入れてみました。
金魚の輪郭は、線種を基本にして線幅プロファイルをいろいろ試してみました。「プロファイル2」(凹凸があって、瓢箪っぽいやつ)にすると、ひれの線が動きが出たというか、ひれのひらひら感が増した感じになったので、保存。
「落書き」でクレヨン風を目指したけど

クレヨンで描いたような効果を期待して、金魚の塗りに「落書き」効果を使いました。いろいろ設定をいじっていて、線幅を一番細くしたら色鉛筆で塗ったみたいになったので、背景にも同じ効果をかけました。
塗りの印象に合わせて、線種を「木炭画(鉛筆)」に変更。全体に色鉛筆で描いた風に。
まとめと感想
今回試したのは、
- 線種を「絵筆」にする
- 塗りに「光彩(内側)」を使う
- 効果ギャラリー
- 線幅プロファイルを変える
- 塗りに「落書き」を使う
の4つでした。
塗りに、スタイライズの「光彩(内側)」と効果ギャラリーの「光彩拡散」を使ったものの仕上がりが、おもしろいなと思いました。
金魚を描いたので、「絵筆」と「光彩(内側)」が結構合っているかなと感じます。
クレヨンで描いたような効果を期待した「落書き」は、絵自体が大きいためか、線幅を細くすると色鉛筆風になったのが、意外で面白かったですね。金魚なのでクレヨン風より良かったかも。
クレヨン風にするには、線幅を太くするのかな?今度、試します。
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